私の仕事
苦戦した時代からブレイクまで
共に歩んできた自社製品に誇り。
― 入社後からの流れと、現在担当されている業務について教えてください。
入社してから数年間は受託での開発業務を行っていました。3年目あたりから複合機メーカー向けの自社製品ならびにOEM開発(※1)を手がけるようになり、その後は自社製品の提案活動にシフト。現在は自社開発のセキュリティ製品「SmartSESAME(スマートセサミ)」のドキュメント系製品である「SecurePrint!(セキュアプリント)」「MultiScan!(マルチスキャン)」の開発・商談支援・導入・サポートチームのマネジャーを経て、現在は部長を務めています。
※1 OEM開発:発注元企業、発注元ブランド製品の中身を代わりに開発すること
― 「SmartSESAME」とはどのような製品ですか?
もともと入退カード認証から開発が始まったシステムで、一番の武器はICカードをはじめとする認証デバイス1つでPCからプリンターまで社内のオフィスセキュリティを強化できるということ。それだけでなく業務効率化に役立つ機能を多数備え、働き方改革に貢献するソリューションとして今も進化しています。
― 「SmartSESAME SecurePrint!/MultiScan!」はマルチベンダー系開発のICカード認証プリントセキュリティソリューションにおいては9割以上のシェアを占める製品です。ここまで成長させることができたのはなぜでしょう?
2005年頃から提供は始まっていましたが、実は売れない時期がとても長かったんです。そんな時代に商談支援として営業と同行する中、品質面の問題点や現場のニーズが見えてきた。2009年に本格的な作り直しのタイミングがあり、そこから製品を改修することでだんだんと使ってもらえるように。そして2011年に大手印刷会社との商談がまとまったことで、業界的に製品の知名度がドンと上がりました。