学生に歓迎された費用不要のコンビニプリント
【東京理科大学様からの依頼内容〜オンライン事業におけるプリントの問題解決〜】
東京理科大学様は近年、データサイエンス・IoT・AIなどの最先端技術と従来の専門分野を横断的に融合し、社会や産業の発展に貢献できる人材、次世代の科学技術イノベーションを創出できる人材の育成に注力し、大きな成果を上げています。しかし、コロナ禍のため他大学と同様に授業をオンラインに切り替えました。学生が通学できない状況が続き、教育サービスの低下が懸念され始め、中でも大学外でのプリントが大きな課題となっていました。
学生は、教材やレポート、就職活動のエントリーシートなど多くのプリントを出力する必要があります。東京理科大学様では学生一人あたり1,000枚までプリントできる環境が用意されていましたが、コロナ禍で学生は学校に入れず、自前でプリントせざるを得ませんでした。そこで、学生が大学に来なくても手間やコストをかけずにプリントできる方法を検討。コンビニエンスストアのマルチコピー機でサービスを提供できるベンダーを探され、そのうちの一つがシーイーシーでした。
【CanDay Print for Bizの導入 〜Boxと連携したマルチコピー機の活用〜】
東京理科大学様が求める要件は、大きく2つありました。主要3社のコンビニエンスストアのマルチコピー機でプリントができることと、大学がすでに導入していた学術資産の管理と安全なファイル共有を実現するためのコンテンツ・マネジメント・プラットフォーム「Box」と連携できることでした。
シーイーシーの“CanDay Print for Biz(キャンデイプリントフォービズ)”は、主要3社、日本全国のコンビニエンスストア約5万店舗での利用が可能であり、競合していた企業のなかで唯一Boxと連携。情報を外部に持ち出すことなく、Boxから直接プリントができ、コンビニエンスストアのマルチコピー機にデータを残さないので、セキュリティ面からも安心していただけました。
オンライン授業のシステム環境が整ったのち、学生数をカバーする2万人分のアカウントをご契約いただき、CanDay Print for Biz の利用は2020年10月にスタートしました。学生はコンビニエンスストアでプリントする際に費用を払う必要がなく、後にまとめて大学に請求がいく仕組みとなっています。
【お客様との二人三脚の活動 ~アフターコロナを見据えて~】
CanDay Print for Bizの導入は、検討からリリースまでスムーズに進みました。現在はアフターコロナを見据え、「学内にいるときはCanDay Print for Bizでの出力先を学内にできないか」「学生や卒業生が就職活動に必要な書類を印刷する校内の自動発行機からのプリントをCanDay Print for Bizを経由し、学外ですることは可能か」など、新たなご課題をいただき、パートナーシップを深めています。
【導入後の状況 ~リリース後、すぐに約2,000人が使用~】
スタートしてわずか1カ月で学生分2万人中の10%、約2,000人の利用が見られました。導入前からコンビニエンスストアのコピー機を利用していた学生も大勢おり、無料で利用できることに対して「助かった」という意見が多く聞かれています。
(お客様の声)
CanDay Print for BizはクラウドのSaaSとして提供されていますから、本学は運用・保守の必要はありません。Box連携も簡単に設定できました。本学に負担がないことが何より評価できるポイントです。さらにCanDay Print for Bizは、ハードウェアに依存しないアプリケーションという点でも高く評価しています。プリントする複合機のメーカーを問いませんから、ベンダーロックインを心配する必要もありません。今後もシーイーシーのこうしたマルチプラットフォームサービスには期待しています。
【クラウド利用をより有効に ~学校やオフィスをもっと自由に~】
本件は学校法人での導入で学生の利用が主なものでしたが、コロナ禍で企業のDXとともに、在宅勤務、リモートワークが拡大し、社会全体でクラウドサービスの活用が増えています。クラウドにデータを保存するだけで、誰でも、どこでもセキュアなプリントができるようなサービスは、今後ますます需要が高まると思われます。シーイーシーは、仕事に、学習により活用できる利便性の高いサービスをご提供できるように努めてまいります。