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2024.12.27

子育て支援アプリ紹介

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子どもたちが塗り絵やペーパークラフトといった紙遊びをしているイメージ

塗り絵やペーパークラフトといった紙遊びのおもちゃを簡単に検索・印刷できる子育て支援アプリ「at Claps」の発案者に、製品誕生秘話を聞きました。

母親と子どもが塗り絵をしているイメージ

母としての思いから生まれたアプリ

「at Claps」は、「子育ての課題を解決したい」という私の強い思いから生まれたものです。
仕事と家事の両立に必死で、子どもと遊ぶ時間がとれず、娘が私に懐かなくなってしまった際、保育園の先生に「大変だと思いますが娘さんのことを見てあげてください」と言われたことをきっかけに、「娘と一緒に過ごす時間をつくろう」と決めたことが、このアプリを企画する始まりでした。

最初は公園に行きましたが、娘は遊具で遊び、私はスマートフォンを見てしまい、一緒に過ごしているとは言い難い状況でした。当時はコロナ禍ということもあり、「おうち遊びをしよう」と娘と紙を使った手作り遊びを始めると、とても温かい時間が過ごせることに気づきました。一緒に作った作品は唯一無二の特別なおもちゃとなり、部屋に飾ると娘がとても喜び、その空間自体も温かくなりました。

子どもが作ったけん玉の紙おもちゃイメージ

子どもたちへの思いが込められた紙のおもちゃ

「at Claps」には、多くの企業や団体の子どもへの思いが込められています。自動車製造業、動物公園、子ども向けアパレル業など、各業界で日本を代表する40の企業・団体が、子どもたちのためにぬりえやペーパークラフト、幼児教材といった紙遊びのコンテンツを無償で提供してくれています。また、実践女子大学幼児保育専攻の学生の皆さんも、子どもが喜ぶコンテンツを考え、制作に協力してくださいました。こうした取り組みによって、遊びながら力を身につけ、社会を学べるコンテンツが豊富に揃っています。
さらに、子どもたちが「もっと知りたい」と感じたときには、アプリ内から提供元の情報にアクセスが可能です。これにより、工場見学や博物館巡りといったリアルな学びにもつながります。

たくさんの企業や団体に参加してもらい、紙のおもちゃを通じて、子どもたちが持つ温かさで「子育てに温かな支援の輪を広げたい」──これが「at Claps」にかける私の思いです。

ご老人達がへーパークラフトをしてるイメージ

「at Claps」の誕生は、私自身の子育ての経験から芽生えた「心から社会に貢献していると実感できる、子育てを支える事業を創りたい」という個人的な思いが原点でした。育休中、子どもが寝ている間に企画書を書き上げ、社内で提案を重ねる中で、何度も企画書を修正しながら少しずつプロジェクトを進めていきました。

当初、「at Claps」は利益を追求するBtoC事業として計画していました。しかし、社内での議論を重ねる中で、社⾧が「社会貢献が目的なら、利益を求めなくてもいい」と判断してくださったことが大きな転機となりました。この一言により、プロジェクトは社会貢献型の事業として生まれ変わり、より多くの人々に役立つ仕組みを提供することを目指すようになりました。

ペーパークラフトで遊んでいるイメージ

開発チームも「未来の希望は子どもたちにある」という信念を持ち、わずか2カ月という短期間でアプリを完成させました。「at Claps」は、単なる紙のおもちゃを集めたアプリではなく、親子の絆を深め、社会とつながるためのプラットフォームとして多くの方に活用されています。そして、この取り組みが評価され、「BabyTech® Awards 2024」で「子どもの遊びと学び部門」の大賞を受賞するという大きな成果につながりました。

この経験を通じて、社員一人の思いと行動が会社全体を動かし、社会に影響を与える力を持つことを改めて実感しました。「at Claps」は、当社の技術力と、多くの人々の協力と支えによって実現したものです。社員一人ひとりの思いを大切にし、それを形にしていける企業文化があることを心から誇りに思います。

ペーパークラフトで作られた魚イメージ

最後に

当社は、一人ひとりの「挑戦したい」という意思を尊重し、それを実現するためのチャンスを与えてくれる会社です。自分のアイデアを形にできる技術力と、挑戦を支える環境が整っています。「挑戦したい」というその思いが、会社を動かし、社会を変える力になる。みなさんの情熱が社会を動かす未来を、一緒に作りませんか?

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